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ブルーミントン動物病院
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里親探しは「獣医師広報版」
獣医師広報版

人畜共通感染症(ズーノーシス:zoonosis)って何?
「人畜共通感染症」って知っていますか? 脊椎動物(つまり、ほ乳類だけではなく魚類や両生類、は虫類、鳥類などもすべて含まれています。)とヒトとの間で自然に移行する、寄生虫を含むすべての病気、または、感染のことです。動物からヒトに感染するだけではなく、ヒトから動物へ感染する病気もあります。

人畜共通感染症の病原体は、ウイルス、リケッチア、クラミジア、細菌、真菌、原虫、寄生虫などで、ダニや蚊などが媒介する病原体もあります。WHOとFAOの人畜共通 感染症専門委員会では、人畜共通感染症の種類は120種以上あり、公衆衛生上重要なものは約50種類とされています。

ペットを家族として迎え、ペットとの距離が密になっている現在、人畜共通感染症の感染例も増加しています。また、日本での発症例のない病気でも、海外では事情がまったく違いますから、ご旅行に行かれた場合にも注意が必要です。以下に代表的な人畜共通 感染症を上げておきますので、「こういう病気がある」ということを知っておいて下さい。

ほとんどの病原体は人への感染力が弱く(もちろん、強いものもあります。)、健康な大人であれば感染しても発症しないことが多いですから、むやみに怖がる必要はありません。しかし、免疫力の低い幼児や高齢者などは、症状が強く出てしまうこともありますから注意が必要です。排泄物の正しい処理や手洗いの励行など、できるだけ予防を心がけて下さいね。疑わしい症状が見られた時は、速やかに医師の診察を受けて下さい。

ペットなどの動物をかわいがるだけではなく、正しい知識と節度をもってつきあうこと。安易な気持ちで野生動物に触ったり飼ったりしないこと。それが動物と私たちの健康で楽しい暮らしの秘訣です。愛すればこそ、知っておくことが大事です。
主な人畜共通感染症リスト
犬と人畜共通感染症
狂犬病
病原体: ウイルス
感染ルート: 咬傷
犬の症状: 不安感、感覚過敏、興奮、痙攣、麻痺、攻撃的、狂躁
人の症状: 疼痛、不安感、恐水発作、感覚過敏、嚥下困難、運動麻痺、知覚麻痺(ほぼ100%死亡)
紅斑熱
病原体: リケッチア
感染ルート: マダニの媒介
犬の症状: 無症状
人の症状: 頭痛、高熱、筋肉痛、出血
レプトスピラ病
病原体: 細菌
感染ルート: 皮膚感染、経口感染、経気道感染
犬の症状: ほとんど無症状、尿中にレプトスピラ排泄
人の症状: 高熱、頭痛、結膜炎、筋肉痛、尿中にアルブミン排泄、血尿
ブルセラ病
病原体: 細菌
感染ルート: 経口感染、粘膜感染、皮膚感染
犬の症状: 副睾丸炎、前立腺炎、精巣萎縮、流産、リンパ節腫脹、脾腫
人の症状: 悪寒、頭痛、嘔吐、疲労、リンパ節腫脹、脾腫
サルモネラ症
病原体: 細菌
感染ルート: 経口感染
犬の症状: 発熱、下痢
人の症状: 急性胃腸炎
結核
病原体: 細菌
感染ルート: 気道感染
犬の症状: 無症状、体重減少、呼吸困難、慢性の咳、気胸
人の症状: 肺炎、気管支炎、喉頭炎、肋膜炎、膿胸、腹膜炎
ライム病
病原体: 細菌
感染ルート: ダニの媒介
犬の症状: 発熱
人の症状: ダニ咬傷部を中心とした遊走性紅斑、リンパ節腫脹、関節炎、神経症状、循環器症状
皮膚糸状菌症
病原体: 真菌(カビ)
感染ルート: 接触感染
犬の症状: 脱毛、紅斑、痂皮
人の症状: 皮膚病
アメーバ赤痢
病原体: 原虫
感染ルート: 経口感染
犬の症状: 無症状
人の症状: 粘血便、腹痛、栄養障害、虚脱
疥癬
病原体: 寄生虫(ダニ)
感染ルート: 接触感染
犬の症状: 痒み、皮膚炎、痩削
人の症状: 丘疹、小水疱、膿疱、湿疹、痒み
包虫症(エキノコッカス症)
病原体: 寄生虫(条虫)
感染ルート: 経口感染(宿主体内嚢虫の生食、汚染された水や食品)
犬の症状: 無症状
人の症状: 上腹部不快感、膨満感、肝肥大、黄疸、貧血、腹水
犬条虫症
病原体: 寄生虫(条虫)
感染ルート: 経口感染
犬の症状: ほぼ無症状
人の症状: 貧血、栄養障害
犬鉤虫症
病原体: 寄生虫(線虫)
感染ルート: 経皮感染
犬の症状: 皮膚炎、貧血、腹痛、粘血便、衰弱
人の症状: 皮膚炎(皮膚幼虫移行症)
犬回虫症
病原体: 寄生虫(線虫)
感染ルート: 経口感染
犬の症状: 消化障害、貧血、神経症状、肺炎症状
人の症状: 発熱、肝腫脹、失明(内臓幼虫移行症)
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猫と人畜共通感染症
猫ひっかき病
病原体: 細菌
感染ルート: 傷口
猫の症状: 無症状
人の症状: 潰瘍性リンパ節炎、局所潰瘍、リンパ節腫脹、疼痛、発熱、リンパ節化膿
パスツレラ症
病原体: 細菌
感染ルート: 咬傷、掻傷
猫の症状: ほぼ無症状(発症すると敗血症、上部気道炎、肺炎)
人の症状: 疼痛、リンパ節腫脹、骨髄炎、上部気道炎、気管支炎、肺炎
狂犬病
病原体: ウイルス
感染ルート: 咬傷
猫の症状: 自傷、延髄麻痺、流涎
人の症状: 掻痒
皮膚糸状菌症
病原体: 真菌(カビ)
感染ルート: 接触感染
猫の症状: 脱毛、紅斑、痂皮
人の症状: 皮膚病
トキソプラズマ病
病原体: 原虫
感染ルート: 経口感染
猫の症状: 無症状(顕性の場合、食欲不振、呼吸困難、腹水、肝脾腫大、腸粘膜壊死、潰瘍、腸間膜リンパ節壊死)
人の症状: 脈絡網膜炎、リンパ節炎、奇形(未感染妊婦に感染した場合のみ)
アメーバ赤痢
病原体: 原虫
感染ルート: 経口感染
猫の症状: 不明
人の症状: 粘血便、腹痛、栄養障害、虚脱
疥癬
病原体: 寄生虫(ダニ)
感染ルート: 接触感染
猫の症状: 痒み、皮膚炎、痩削
人の症状: 丘疹、小水疱、膿疱、湿疹、痒み
猫条虫症
病原体: 寄生虫(条虫)
感染ルート: 経口感染
猫の症状: ほぼ無症状
人の症状: 貧血、栄養障害
猫鉤虫症
病原体: 寄生虫(線虫)
感染ルート: 経皮感染
猫の症状: 皮膚炎、貧血、腹痛、粘血便、衰弱
人の症状: 皮膚炎(皮膚幼虫移行症)
猫回虫症
病原体: 寄生虫(線虫)
感染ルート: 経口感染
猫の症状: 腹部膨大、嘔吐、下痢、神経症状
人の症状: 発熱、肝腫脹、失明(内臓幼虫移行症)
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鳥と人畜共通感染症
日本脳炎
病原体: ウイルス
感染ルート: 蚊の媒介
鳥の症状: 無症状
人の症状: 発熱、頭痛、神経障害(高い死亡率)
ダニ性皮膚炎
病原体: 寄生虫(ダニ(ワクモ))
感染ルート: 接触感染
鳥の症状: 貧血
人の症状: 皮膚炎
アスペルギルス症
病原体: 真菌(カビ)
感染ルート: 吸入
鳥の症状: 肺炎
人の症状: 肺炎、喘息発作、発熱
オウム病
病原体: クラミジア
感染ルート: 接触感染
鳥の症状: 脱毛、下痢、衰弱、声のかすれ
人の症状: 頭痛、全身倦怠、悪寒、発熱、肺炎(死亡の可能性あり)
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猿と人畜共通感染症
Bウイルス症
病原体: ウイルス
感染ルート: 創傷(唾液・血液)、気道感染
猿の症状: 口腔粘膜の水痘、潰瘍
人の症状: 中枢神経症状(極めて高い死亡率)
マールブルグ症
病原体: ウイルス
感染ルート: 不明
猿の症状: 皮膚出血、肝壊死、肺炎、脾腫
人の症状: 衰弱、嘔吐、発熱、筋肉痛、結膜炎、黄疸、出血、全身の発疹(高い死亡率)
ボックスウイルス感染症
病原体: ウイルス
感染ルート: 接触感染、気道感染
猿の症状: 発熱、衰弱、発疹、顔面浮腫、リンパ節腫大
人の症状: 局所的発疹、天然痘のような症状
脊髄灰白質炎(ポリオ)
病原体: ウイルス
感染ルート: 経口感染、気道感染
猿の症状: 四肢および胸部筋肉の進行性麻痺、脳および脊髄の出血、壊死をともなう腫脹
人の症状: 下痢、発熱、四肢の運動麻痺、呼吸麻痺
伝染性肝炎
病原体: ウイルス
感染ルート: 経口感染
猿の症状: 食欲不振、嘔吐、発熱、下痢、黄疸、肝壊死
人の症状: 食欲不振、嘔吐、発熱、下痢、黄疸、肝壊死
細菌性赤痢
病原体: 細菌
感染ルート: 経口感染
猿の症状: 下痢、大腸炎
人の症状: 下痢、大腸炎
類鼻疽
病原体: 細菌
感染ルート: 経口感染、経皮感染
猿の症状: 皮膚および体表リンパ節に多発性膿瘍、肺硬化、化膿性結節、肝腫大、巣状壊死、骨髄炎
人の症状: チブス、結核のような症状、多発性慢性膿瘍(高い死亡率)
アメーバ赤痢
病原体: 原虫
感染ルート: 経口感染
猿の症状: 脱力、粘血性下痢、大腸炎、肝膿瘍
人の症状: 脱力、粘血性下痢、大腸炎、肝膿瘍
マラリア
病原体: 原虫
感染ルート: 蚊が媒介
猿の症状: ほぼ無症状
人の症状: 周期的発熱発作、貧血、脾腫、黄疸
アスペルギルス症
病原体: 真菌(カビ)
感染ルート: 接触感染、気道感染
猿の症状: 皮膚の肉芽性病変
人の症状: 咳、痰、気管支炎、肺炎
腸結節虫症
病原体: 寄生虫
感染ルート: 経口感染
猿の症状: 下痢、貧血
人の症状: 下痢、貧血
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げっ歯類と人畜共通感染症
腎症候性出血熱
病原体: ウイルス
感染ルート: 飛沫感染、接触感染
人の症状: 高熱、食欲不振、嘔吐、出血、蛋白尿、血圧降下、腎不全
ペスト
病原体: 細菌
感染ルート: ノミが媒介(腺ペスト)、飛沫感染(肺ペスト)
人の症状: 腺ペスト:高熱、嘔吐、頭痛、リンパ節腫脹、疼痛、敗血症(50%以上死亡)
肺ペスト:咳、血痰、呼吸困難、皮下出血(90%以上死亡)
その他の感染症
鼠咬症、エルシニア症、レプトスピラ症、サルモネラ症、黄熱、マウス白血病、ラッサ熱、Bウイルス、住肉胞子虫症、日本住血吸虫、マンソン住血吸虫、肺吸虫、横川吸虫、糸状菌症、皮膚真菌症など
は虫類・両生類と人畜共通感染症
サルモネラ症、有線条虫、マンソン裂頭条虫など
※スッポンやヘビの生き血を生で飲用したり、筋肉や胆嚢、心臓を生食すると感染します! くれぐれも安易に食用にしないこと。カメやヘビに触ったら、必ず手を洗ってね!
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