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ブルーミントン動物病院
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里親探しは「獣医師広報版」
獣医師広報版

あなたにもできる応急処置
 ペットの突然の怪我や病気の時、あわてることのないように、病院に行く前に少しでも症状の進行を遅らせ、苦痛をやわらげてあげたいですよね。一刻を争う時には、あなたの応急処置によって命を救えるかもしれません。簡単な応急処置のやりかたを頭に入れておきましょう。
  ただし、それで具合がよくなったように見えても、処置後には必ず動物病院へ。病院へ行ったら、どのような状態でどのような処置をしたのかを、獣医師にお話し下さい。 原因がわからないような時には独断で処置をしないで、必ず獣医師の指示に従って下さい。
(※この応急処置法は犬や猫を対象としています。その他の動物については獣医師にご相談下さい。)
手当の前に
 怪我などの場合、まずきちんと手当しやすいように保定しなければなりません。犬は痛がって咬まないように口輪をします。マズルの長い犬なら、紐で2、3回巻いて耳のうしろで紐を結びます。〈←図1〉
 マズルの短い犬の場合は、タオルを首に巻いて手で持って保定します。〈←図2〉
 大型犬は必ず2人以上で手当をして下さい。暴れる時には片方の腕を犬の首の下から回して押さえ、もう片方の腕をお腹に回して抱えるようにして体を引き寄せ、しっかり支えて下さい。〈←図3〉
〈図1〉 〈図2〉 〈図3〉
 猫の場合は、片手で首の後ろをつかんでもう一方の手で後ろ足を束ねるようにして持ち上げ、怪我の部分が上にくるように横にします。咬んだりひっかいたりする時は、バスタオルなどでくるんで持ち上げます。そのまま怪我の部分だけを外に出して手当をするか、洗濯ネットに入れて網の間から手当をします。
怪我・火傷
出血
 傷口がゴミや泥などで汚れている時は、水で洗い流します。体表からの出血はほとんどの場合、静脈出血ですから、傷口をガーゼなどで押さえて圧迫し、止血します。止血後しっかりと包帯を巻きます。
 深い傷を負った場合、ドクドクと脈を打つように出血していれば動脈出血です。この場合は早く止血しなければ出血多量で死亡します。傷口よりも心臓に近い部分に包帯や布を巻いて縛り、結び目に棒などを差し込んで出血が止まるまでねじります。締めっぱなしにするのではなく、1分締めたら少しゆるめ、また1分締めます。とにかく早く病院へ連れて行って下さい。
刺し傷
 たとえば矢とかナイフなどが突き刺さっている時は、刺さっている物を抜いてはいけません。清潔なガーゼなどを刺し口の周囲に置いて、包帯で固定します。その時、刺さっている物を動かさないように気をつけて! それから急いで病院へ。
火傷
 火傷をした動物は、痛みのために興奮しています。バスタオルなどでくるんで、暴れないように保定して下さい。患部にタオルなどをあてて冷水をかけ、熱がなくなるまで冷やします。患部が広範囲の場合や全身の場合は体全体を冷水につけて冷やします。
  化学薬品による火傷の場合には毛に付着した薬品を水でよく洗い流して下さい。少量なら石鹸を使ってもかまいません。とれなければ薬品のついた毛を刈り取ります。軟膏などは絶対つけないで! いずれにしてもとにかく急いで病院へ。ヒーターやホットカーペットなどによる低温火傷の場合は手当のしかたが違うので、獣医師にご相談下さい。
骨折
 骨折している時は、とにかく動かさないようにして、すぐに病院へ行くのがベスト。へたにさわって、痛がって暴れると危険です。おとなしくしているようなら、添え木をして包帯で固定します。いずれにしても早く病院へ連れて行って下さい。
誤飲
 異物を飲み込んでしまった時は、オキシドール5~10cc(小さじ1~2)、または微温湯60ccに小さじ2の食塩を入れた食塩水を飲ませ、吐かせます。(体が小さい子には少な目に。)一回で吐かなければ15分おきに飲ませます。
  紐やリボンのような細長いものを飲み込んだ時は、一部が口から出ていても、無理に引っ張ったりせずにそのままにして病院へ。無理に引っ張ると、腸の粘膜がはがれたりします。
  まずは普段から犬や猫が飲み込んでしまいそうなものは片づけておくことです。犬の場合は「放せ」と言われたらちゃんと従うように躾ておかないと、困ったことになりますよ。できるだけ事故は未然に防ぎましょう。
 飲み込んだ物が喉に詰まって窒息状態になっていたら、片手で頭を上から押さえて、その手の親指と人差し指を口に入れて開かせ、もう一方の手でピンセットを持ち、そっと喉に詰まった異物を取ります。犬の場合は2人以上でやりましょう。異物が見えない時は、体を逆さにして少し揺するか、お腹を押してみて下さい。それでもダメなら、とにかく急いで病院へ。
感電
 電気のコードをかんで感電した時は、コードをくわえたままの犬や猫に触ると、そのままあなたも感電してしまうので、必ずすぐにプラグをコンセントから抜きます。
 呼吸を確認して、呼吸していなければ人工呼吸をします。毛布などでくるんで保温して病院へ。コードをかみ切って感電した時は、口の中を火傷している可能性があります。
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中毒
 動物の中毒症状はいろいろあります。よだれ、嘔吐、下痢、痙攣、血尿、呼吸不全、などですが、実際に食べているのを見たり、はっきり食べたという状況が残っていないと、他の病気の症状と区別がつきにくいので、判断するのは難しいと思います。毒物によっては吐かせてはいけないものもあるので自己判断は危険です。必ず獣医師の指示を仰いでください。病院に行くときは、毒物を分析できる可能性もあるので、食べた物や吐いた物を持っていきましょう。
  身近な物で、動物が中毒をおこす物を上げると、タマネギなどのネギ類、チョコレート、ココア、コーヒー、風邪薬(アセトアミノフェン)、農薬、殺虫剤、殺鼠剤、なめくじ駆除剤(メタアルデヒド)、たばこ、車のラジエター不凍液(エチレングリコール)等があります。これらの物をペットが口にしないよう、普段から気をつけましょうね。
痙攣
 なんらかのショックやてんかん、毒物中毒、肝臓病、脳腫瘍、伝染病などなど痙攣を起こす原因もいろいろあります。発作が起こっている間は、とにかく静かにしていることです。大声で呼びかけたり、体に触ったりしてはいけません。周囲にぶつかって怪我をしそうな物があればどかして下さい。たいていは1~2分でおさまります。舌をかまないように硬い物(木製品はダメ)を口に挟むのはよいのですが、喉を塞いでしまうような布などは口に入れないで下さい。痙攣の発作を起こしている時は、飼い主でもかまれることがあるので、下手に手を出さない方がいいですよ。おさまったら、なるべく早く病院に行って検査を受け、原因をつきとめ、治療をして下さい。
ショック
 高いところから落ちたり交通事故などで強い刺激を受けた時や、出血などで血圧が下がり、ショック状態になることがあります。ぐったりとして呼吸が速く浅くなり、舌や歯肉が蒼白になってきます。とにかく早い処置が必要です。怪我をしていれば迅速に怪我の処置をして、毛布などでくるんで保温し、頭を低くして(脳に血液が流れるように)一刻も早く病院へ。
熱射病
 夏の昼間に長時間散歩させたり、直射日光の当たる場所や閉め切った室内に放置したりすると、動物は熱射病になります。(人間もなります。)
  呼吸が荒くなり、よだれを垂らし、体温は42度以上に上昇します。口の中が赤紫色になり、脱水症状をおこし、意識不明に陥ります。すぐに涼しい場所(お風呂場など)に運び、体全体に水をかけて冷やします。意識が無い時は、水を飲み込まないように気をつけて! 水枕などで冷やしながら病院へ運びましょう。
  夏、日の当たるアスファルトは高温になっています。散歩はくれぐれも涼しい時間を選んで下さいね。
凍傷
 ものすごく寒い場所にいたりすると、血液の流れが悪くなって、凍傷を起こします。被毛の少ない耳、しっぽ、足先などが凍傷になりやすい場所です。はじめは皮膚が青白くなり、その後痛みを伴って赤っぽく(黒っぽく)腫れてきます。放っておくと完全に壊死し、患部が脱落してしまいます。そうなる前に手当をして下さい。
  軽い凍傷なら、患部をマッサージして血行を良くします。もう少し進んでいるようなら、24度くらいの微温湯につけるか、お湯に浸したタオルで患部を暖めて下さい。急激に暖め過ぎると症状がますます悪化することもあるので要注意!
脈と体温の計り方
 犬や猫は直腸で体温を測ります。暴れないように体を保定して、体温計を肛門から2cmくらい差し込みます。だいたい38度ぐらいが平熱。暴れた後では39度ぐらいになっていることもあります。ガラスの水銀体温計は割れると危険なのでなるべく避けて、計測時間の短い電子体温計をおすすめします。
 脈拍は後ろ足の太股の付け根の内側から、大腿骨を触るように指を押しつけると股動脈が分かります。脇の下から胸を触れば心臓の拍動が分かります。
人工呼吸法
 感電などで意識が無く呼吸をしていない時は人工呼吸をします。動物への人工呼吸法はマウス・トゥー・ノウズです。口が開かないように手で押さえて、鼻の穴から3秒くらいづつ息を吹き込みます。1分間人工呼吸を続けたら中断し、呼吸が戻ったか確認します。戻らなければまた人工呼吸をおこないます。
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