ペットコムネット ポチイラスト タマイラスト ピョンイラスト ハムイラスト
HOME ポチくんのお部屋 タマちゃんのお部屋 ピョンちゃんのお部屋 ハムちゃんのお部屋
特集&インタビュー みちこ先生のペット講座 あれこれ相談室 知っておこうね! ペットを飼う前に考える ペットのけがや病気の対応 ペットから感染する病気 旅行に出かける時 ペットの法律問題 ペットと一緒に暮らす家 動物雑学講座 ペットコムネットライブラリー ペットコムネットショップ みんなのアンケート ちょっとひとこと リンク集 私たちのこと
ブルーミントン動物病院
ブルーミントン動物病院

里親探しは「獣医師広報版」
獣医師広報版

恐竜もどきの作り方
 鳥派のみなさん、お待たせしました。今回の雑学講座は鳥です。「え~っ! 恐竜の話しでしょう?」って言うかもしんないけど、でもねぇ・・。鳥は唯一の恐竜の生き残り。だから、かわいいオカメインコのピーちゃんも、元はといえば、怖~い肉食恐竜!・・(かもね。)恐竜もどきを作るには、絶対に鳥が必要なのです。
遠い祖先のややこしい話し
 “恐竜”とは爬虫類の仲間で、2億3000万年~6500万年前に地球上でのっしのっしと生きていました。(ちなみに“怪獣”とは、宇宙からやって来たり、水爆実験の放射能でデカクなったり、古代人が作り上げたハイパーロボだったりするやつです。これらの化石は未だ発見されていません。・・・ぜんぜん余計な話しでしたね。すみません。)恐竜はおよそ1億6000万年もの間、地球を支配していましたが、6500万年前にそのほとんどが絶滅してしまいました。しかし・・・。

 恐竜は骨盤を構成している骨の形で大きく2つのグループに分かれます。ひとつは「鳥盤類」で、骨盤を構成する腸骨、座骨、恥骨のうち、恥骨が体の後方に伸び、座骨と平行になっています。でっかい角の生えているトリケラトプスや、背中にギザギザのついたステゴザウルスなどがこの鳥盤類に含まれています。
 もうひとつは「竜盤類」で、骨盤の形が現在のトカゲに似ています。竜盤類には「竜脚類」と「獣脚類」があり、竜脚類の恐竜は四足歩行で植物食。獣脚類は二足歩行で多くは肉食です(ジュラシックパークで思い切り走って来るおっかねーやつ?)。そして、あろうことか、鳥盤類ではなく、この竜盤類の、いかにも恐ろしげな獣脚類が鳥の祖先なのですよ! もう、信じらぁんなぁ~い!! そして、6500万年前の絶滅の危機を生き残った!!

 獣脚類は約2億3000万年前に出現。ノコギリのようなギザギザの歯、後肢より短い3本指の前肢が特徴。12メートルもあるティラノサウルスもいれば、1.5メートルのベロキラプトルや、1.8メートルのドロマエオサウルスなどの小型の肉食恐竜もいます。この小型肉食恐竜と鳥類には、他の動物にはない100以上もの共通する特徴があり、このため鳥は恐竜の子孫と考えられるわけです。私たちが知っている鳥の祖先は「始祖鳥」ですが、近年、中国で次々と羽毛を持つ恐竜の化石が発見され、ますます鳥と恐竜の関係が深いということがわかってきました。
羽毛恐竜から鳥へ



 だってさー、こんなかわいいピーちゃんが恐竜だなんてさー、やっぱ信じらぁんなぁ~い、、かもしれませんが、とりあえず恐竜から鳥への進化の様子を見てみましょう。

 まず、獣脚類の中から中空の骨を持つ恐竜が出現。中空の骨は体重を軽くし、敏捷な動きを可能にします。「コエロフィシス」は中空の骨を持つ原始的な獣脚類の一種で、鎖骨は左右に分かれ、恥骨は前方に向かっています。次に、中空の骨を持つ獣脚類から、鎖骨がくっついて叉骨となったテヌタラ類が現れます。さらに進化したコエルロサウルス類には、ダウンのような羽毛が発生!「中華竜鳥」もその一種です。

 マニラプトル類では尾の骨が少なくなり、手首には半月型の手根骨が形成されます。手や腕が長くなり、恥骨は後方を向きます。オビラプトル類の「尾羽鳥」は、全身がダウンのような羽毛で覆われ、尾と前肢には羽軸のある羽がありました。そして、ついには飛ぶことのできる鳥へと進化していきます。「始祖鳥」や「孔子鳥」は現在の鳥と全く同じ左右非対称の風切羽を持っていました。また、孔子鳥には歯がなく、現在の鳥と同じ角質でできたくちばしを持っていました。

 恐竜が飛翔能力を持つ“鳥”となる以前は、羽は保温のためにあったようです。恐竜は爬虫類であり冷血動物であったと考えられていますが、活発に活動する小型肉食恐竜は温血であった可能性が高く、体温を保つための羽毛が必要だったのです。
 
恐竜もどきの作り方
 ごちゃごちゃといかに鳥が恐竜かという話をしてきましたが、わかっていただけたでしょうか?・・・そうね、そう言われればピーちゃんのアンヨもちょっと恐竜っぽいかしら・・・。ま、そういうこと。とにかく鳥は恐竜です!・・というわけで、いよいよ“恐竜もどき”を作ってみましょう。

 まず、琥珀に残った蚊の化石から恐竜のDNAを取り出し・・というのはウソ。DNAの螺旋構造は古くなると酸化されて壊れてしまいます。なので、たとえ琥珀の中であろうとも、完全なゲノムを取り出すことは不可能。そこでピーちゃんの登場です。DNAには現在、遺伝子として機能している部分と機能していない部分があり、機能していない部分には、進化の過程で不用になった情報が隠されています。これを「偽遺伝子」といいます。鳥は恐竜の子孫ですから、ピーちゃんのDNAにも恐竜だったころの情報がきっと眠っているはず・・・。
 では、始めに恐竜と近縁であろうと思われる鳥類と爬虫類のゲノムを解析し、系統的に近い生物を特定します。その生物のゲノムを比較解析し、恐竜のゲノムを推定、“恐竜もどき”のゲノムとします。次に、鳥類のゲノムに含まれる恐竜の偽遺伝子を取り出し、“恐竜もどき”のゲノム組み込みます。その“恐竜もどき”のゲノムを、核を取り除いた鳥類の卵に入れ、“恐竜もどき”を誕生させます。・・わかったかな? さぁ、これであなたも上手に“恐竜もどき”が作れますね!・・なんちゃって・・(^^;(詳しくは「Newton」2001年11月号を見よ!)
このページのトップへ戻る
すべてのコンテンツの無断複写、転載を禁止いたします。Copyright PIG-D'S, All Rights Reserved.